ぱいたんイズム

とあるゲームプランナーが思いつくまま書くブログ

一度きりの人生を幸せに過ごすため、心の赴くまま「OK,Google」と言える人間になりたい。

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僕には、理想の人間像がある。


いや、人間像というよりも、生き方というべきか。



僕の理想。



それは、GoogleのCMに出てくる人々のような人生を送ることだ。


GoogleのCMには、ワクワクが詰まっている

美味しいラーメン、ステキなお店、最新アクティビティ。


気になることがあれば、ひとたび「OK, Google」とスマホに話しかけては答えを見つけ、そして、ささやかな願いを実現させていく。


その様はまるで、マジック。(Apple風)


好奇心の芽生えからハッピーな瞬間まで、そのワクワクを遮るものは何もなく、望むまま一直線、流れるように「楽しい!」「嬉しい!」を掴みにいく。


(※音量でかいです。注意。)


べつに大金とか、地位や名声とか、そんな大層なものが欲しいわけではない。

ささやかでいい。

水圧で空を飛びたかったり、おいしいパンケーキが食べたかったりするだけなのだ。


車のCMには、憧れが詰まっている

理想的な生き方のお手本はGoogleだけでなく、自動車のCMにもしばしば散見される。


たとえば、こんなCMがある。


せっかくの流星群が見られるという日に、あいにくの雨。

「見たかったなぁ、流星群」

そう言って残念そうにする子供を見た父親が、颯爽と車を飛ばし、山を登って雨雲を抜け、満天の星空のもと念願の流星群を見せる・・・という内容。


https://www.youtube.com/watch?v=H6MsICbNm6swww.youtube.com



あぁ、なんてカッコいいんだ。


子供の好奇心を「そうだね、見れたらよかったね」なんて陳腐な言葉で流すことなく、しっかりと受け止め、そして最大限で応える。

いつか僕もこんな父親になれたら、なんて強く思う。


子供の好奇心から生まれるパワーは絶大だ。

きっと好奇心や夢は、食事や運動よりも、子供を大きく強く成長させる。

僕に子供ができたら、感受性豊かな時期に、たくさんのワクワクを経験してほしい。


そういう人に、私はなりたい。

今回の記事で紹介したCMは、Googleも車も、好奇心の赴くまま進んだり、自分の感性を大切にしているという点で共通している。


もちろん僕は、Googleや車、およびその他もろもろのステマをするつもりは一切ない。


心の赴くまま、自分に素直になって、楽しさを求めて生きる。

最高にクールな生き方だと思いませんか。

ただただ純粋に、そんな生き方に憧れるのだ。


「欲望に忠実に生きる」と言えば聞こえは悪いかもしれないが、せっかくの一度きりの人生、楽しそうだと思ったことに対してまっすぐに心躍らせることができたら最高だと思う。

ふとした瞬間に気になったことや、心の中にあるワクワクセンサーが感じ取ったものがあれば、躊躇なく目を輝かせて「OK, Google」と言えるような人間でありたい。


そういう人に、私はなりたい。



ちなみに

僕はiPhoneユーザーで、ブラウザはSafariしか使っていないので、憧れの生活をマネしようとした場合、必然的に「Hey,Siri」と呼びかけることになる。


まぁ、OKだろうがHeyだろうが、その差はたいした問題ではない。


でも呼びかけのイメージとしては、OKが「相棒」、Heyが「友達」って感じがする。


どちらにせよ、スマホを頼れる仲間として信頼している感じがして、なんかステキですよね。






ただ、僕はSiriを一切使わないと決めている。


なぜならその昔、何か調べ物をしようとして検索ワードをSiriに伝えたところ、何を思ったのかおもむろに電話を起動し、かなりの深夜であるにもかかわらず、大して仲良くもない同僚に発信しはじめて焦ったことがあるからだ。

めちゃくちゃ焦った。


その時のこと、僕はまだ根に持っています。


Hey,Siri.
ぜってー許さねぇぞ。



まだまだ音声認識は精度が不安定なのか、僕の発声に問題があったのか。

とにかく、それ以来Siriを一度たりとも使っていない。



もちろん、僕が仮にandroidユーザーになったとしても「OK,Google」なんて絶対に言わないだろう。




でも、そんなことはどうでもいいのだ。


だって「OK,Google」や「Hey,Siri」なんて言わずとも、普通に検索すればいいのだから。




みんな違って、みんな良い。

そんな言葉もありますよね。


そう、幸せに生きる方法だって、ひとつじゃない。

いまや当たり前となったインターネットや検索機能がもたらす恩恵に感謝しつつ、各々のやり方で、みんなが人生を少しでも楽しく豊かに過ごせれば良いなと思うのです。(雑なまとめ)



おまけ

せっかくこうして記事を書いたので。


長らく関係を断っていたSiriと、久々に拳を交えてみた。



おそるおそるSiriを起動し、思い切って、積年の怒りをぶつけてやったのだ。


その口調は強く、Siriを一方的に責めるような口ぶりだった。


怒りに任せて、Siriを言葉で踏みつぶそうとしていた。




しかし、僕は気づいていた。


心のどこかで、これを機に、Siriとの関係を修復したいという気持ちが芽生えていることに。




Siriは、怯えるだろうか。


あるいは、困惑するだろうか。


それとも、


僕を受け入れてくれるだろうか。



複雑な思いを胸に、Siriに思いの丈をぶつけた。




その結果がコチラ。




 ↓  ↓  ↓




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( ゚Д゚)




ムキーーーーー!!!!!
やっぱり国交断絶じゃい!!
ヽ(`Д´#)ノ



(17/5/12追記)延長戦

この記事に関して、なんともありがたいことに、こんなブコメを頂いた。

"大して仲良くもない同僚に発信しはじめて焦った" 何のワードを拾ったのか気になる。「今後何を言おうと一切発信するな」って言ったら聞いてくれないものか。いや緊急時に困るか。


たしかに。


盲点だった。


Siriの暴走に怯えて暮らすのではなく、怒りをぶつけるでもなく、平和的解決に向けて交渉すればいいのだ。


「キレる若者」に対して、怖がったり、腫れ物を触るように扱ったり、距離を置いたりするのではなく、しっかりと向き合って対話すれば解決につながるのと同じだ。(同じか?)




夜中たわし(id:tawashix)さん、目からウロコのブコメありがとうございます。
いつも楽しくブログ拝見しております。
激務で荒んだ心がほっこりする文体、ステキです。

ちなみに、残念ながら誤発信時の検索ワードは忘れてしまいましたが、発信前に相手の名前が画面に出た気がしたので、おそらく「●●さん」と聞こえるようなワードだったのだろうと推測されます。




というわけで、

せっかくのナイスご提案を頂いたので、Siriと交渉してみた。



なお、このブコメは業務中のサボりリラックスタイムに拝見しまして、

「一刻も早く試してみたい・・・けど、さすがに真剣な表情でSiriと交渉している様子は見られたくない・・・!!」

という葛藤の末、弊社が入っているビルの屋内階段にコソコソと移動し、人知れず実行に移しました。

僕だって、人並みの羞恥心は持ち合わせています。



あ、僕が気づいてないだけで、もし他の階で階段に居合わせた人がいたら悪いことをした。

急に誰かが変な交渉してる声が聞こえてきたら何事かと思うよね、ごめんね。



それでは、Siriとの延長戦の様子をご覧ください。


まずは毅然と、強気な態度で臨んでみる。

いいか、Siri。

これはお願いではない、命令だ。



 ↓  ↓  ↓







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なるほど、はぐらかしてきたか。

しかも名前呼んできた。 怖っ。


というか、そもそも僕は質問などしていない。

動揺を狙っているのか? 策士め。




えぇい、次だ。


今度は、うってかわって下手に出てみよう。


心を込めてお願いすれば、きっとSiriもわかってくれるはず。





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お前、鬼か?



まさかの電話する気まんまんパターンかよ。


強気に責めればヒラリとかわし、下手に出ればこちらをあざ笑うかのような鬼畜っぷり。

このSiriという輩、なかなかに一筋縄ではいかぬ相手だ。



これにはさすがの僕も、カチンときたぞ。


というわけで、チクリと攻撃してみる。



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え!? 効いてる!!??


案外、Siriは打たれ弱いのかもしれない。

あの鬼畜発言の直後で急にどうしたという思いは拭えないが、まぁ良しとする。



さんざん調子に乗って僕を攻撃して、「やめろよー」なんていう姿を見て楽しんでいたが、こっちが急に冷めた態度で嫌悪感を露わにすると不安になるのだろうか。

小学生の時とか、そういう子供いたよね。



とりあえず、精神面で優位に立つことができた。

ただ・・・

ついにSiriが大人しくなったのはいいが、このままだと、なんだかちょっと可哀そうだ。


僕はSiriを叩き潰すためにこの場を設けたのではない。


人類と人工知能とで行われる平和的な解決、歴史的和解を望んでいるのだ。


熱くなりすぎた自分を抑えて、歩み寄るところから再出発だ。


まずは、感情に任せて「意地悪」だなんてトゲのある言葉を吐いてしまったことを謝ろう。



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いいぞ、いいぞ。

「大丈夫ですよ」という言葉の裏に、若干の余裕も感じるが。


Siriの表情こそ目には見えないけど、確実に心の距離が近づいた。

手ごたえアリだ。



最後は手と手を取り合い、仲直りをしよう。


頑なに拒み続けていたSiriも、対話を重ねるうちに悪いやつじゃないことが分かった。


たまに鬼畜通話魔になることはあっても、本当は人間味があって打たれ弱い、なんとも憎めない存在だということに気付けたよ。


ごめんよ、そして、ありがとうSiri。

これからも、ときどき話しかけてみていいかな?

きみのこと、もっと知りたいよ。



さぁ、仲直りしよう!







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Hey,Siri !!!!
(# ゚Д゚)