2022年2月21日に行われた、『ストリートファイター5(以下、スト5)』のカプコン公式大会「CAPCOM Pro Tour 2021 シーズンファイナル」。
その全試合が終了したあと、ついにシリーズ最新作『ストリートファイター6(以下、スト6)』が発表されました!!
シリーズ35周年にふさわしい、待望の新作発表!
めちゃくちゃ嬉しい!!
ちょうど1週間前となる2月14日にカプコンが謎のカウントダウンサイトを公開していて、公式大会の終了時刻に合わせてカウントダウンが0になることから、格闘ゲーマー界隈では「スト6の情報が解禁されるのでは?」と話題になっていました。
もちろん現役スト5プレイヤーである僕も注目していて、当日は公式大会を観戦しつつ、ワクワクドキドキしながら発表を待っていましたよ!
この記事では、現役スト5プレイヤーとしての注目ポイントを添えて、ついに初報が公開された『スト6』について紹介します!
リュウとルークは参戦確定っぽい!
(画像:『ストリートファイター6』ティザー映像 より)
公開されたティザー映像は、シリーズを代表する主人公リュウと、『スト6』参戦がほぼ確実とされていたルークが対峙し、ルークがリュウに攻撃を仕掛けたあと、待望の『スト6』ロゴがお披露目!...という内容でした。
以前、『スト5』最後の追加DLCキャラとして完全新規キャラのルークが発表されたとき、『スト5』のプロデューサー・松本脩平さんと、ディレクター・中山貴之さんが「ストリートファイターに新しい物語を作り出すキャラクター」と紹介していたことも踏まえ、ルークは『スト6』参戦確定でしょう。
また、これまでのシリーズ作品では皆勤賞である主人公・リュウも参戦確定だと思います。
個人的にはリュウのライバルである『ケン』や、かつてルークが所属していた米軍の軍人である『ガイル』は、ふたりを取り巻く物語の中で重要な立ち位置だと予想されるため、この2キャラも参戦濃厚ではないかと思っています。
リュウさん、ひさしぶりに靴を履く
(画像:『ストリートファイター6』ティザー映像 より)
ティザー映像を見てみると、リュウは上半身裸でヒゲを生やし、そして草履のようなものを履いています。
「上半身裸+ヒゲのリュウ」自体は、すでに『スト5』のアレンジコスチュームとして登場していました。
(画像:コスチューム | リュウ | キャラクターデータ | CAPCOM:シャドルー格闘家研究所)
ただ、初代『ストリートファイター』で赤い靴を履いて以来、シリーズ作品では裸足がトレードマークとして定着していたリュウ。
ティザー映像で草履を履いて登場したのは驚きました。
ストリートファイターシリーズで草履といえば、『豪鬼』のイメージが強いですよね。
今回リュウが草履を履いていたのは、豪鬼と何か関連性があるのでしょうか。
(画像:CAPCOM | キャラクター 豪鬼 | STREET FIGHTER V CHAMPION EDITION 公式サイト)
リュウと豪鬼といえば、これまでのシリーズ作品で「殺意の波動」を軸とした関係性が描かれていましたが、『スト6』で展開されるストーリーで何か進展がありそうな予感です。
唯一のセリフ「待ってたぜ」
(画像:『ストリートファイター6』ティザー映像 より)
ティザー映像の中で確認できる唯一のセリフが、ルークがリュウに向けて言った「待ってたぜ」。
戦えることが嬉しくてたまらないような、そんな印象の声色です。
このセリフに込められた意図は、いったい何でしょうか。
たとえば、試合をする場所にリュウが現れたから「待ってたぜ」、あるいは我々ユーザーの気持ちとリンクさせる意味での「待ってたぜ」など、さまざまな捉え方ができますよね。
あくまで現時点では推測することしかできないので、いろんな考え方ができて楽しいセリフだと思います。
ただ、個人的には、この「待ってたぜ」はスト6の顔であるルークだからこそ言えるセリフであるという説を推したいです。
ルークはスト6のキャラとして生み出されましたが、スト5最後のDLCキャラという、いわばゲスト扱いとしてスト5の舞台でお披露目されました。
そして2022年、ようやくルークの本来の舞台であるスト6が動き出します。
そこへ初代からシリーズの進化とともに一歩ずつ歩み続けてきた主人公リュウが現れたことで、ルークにとっては満を持して自分の舞台でライバルたちと戦う機会を得られたわけですね。
きっとルークは、ユーザー以上にスト6の開幕を待ち望んでいたことでしょう。
本来の舞台でリュウと対峙し、スト6の開幕を告げる第一声が「待ってたぜ」。
もしかしてこれ、めちゃくちゃエモい感じのやつじゃないの...?
情報解禁時刻「14時36分」に込められたメッセージ
(画像:『ストリートファイター6』ティザー映像 より)
カウントダウンサイトで行われていたカウントから、情報解禁の予定時刻は「15時」と推測されていましたが、実際に『スト6』の情報が発表されたのは、予定時刻よりも少し早い14時36分でした。
やけに中途半端な時間に前倒しで発表した...と思いきや、この発表時刻にはカプコンからの粋なメッセージが込められているのだと思います。
そのメッセージに気づくためのヒントは、格闘ゲーマーの間で古くから親しまれている「レバーの入力方向を、キーボードのテンキーに見立てたコマンド表記方法」です。
左下は1、真上は8。ニュートラル状態は5で表します。
さて、発表時刻である「14時36分」は、「PM 2:36」とも言い換えられますね。
「2・3・6」といえば236+パンチボタン。
つまり、ストリートファイターシリーズでおなじみの必殺技「波動拳」のコマンドになっています!
さらに、謎のカウントダウンサイトが公開されたのは2月14月。
「2・1・4」といえば214+キックボタンで、こちらも必殺技「竜巻旋風脚」のコマンドですね!
小さなことですが、新作発表だけでなく、こうした粋な計らいでも我々を楽しませてくれるカプコン。
さすがと言わざるを得ません。これからも一生ついていきます...!!
ちなみに、「波動拳」「竜巻旋風脚」と並んでシリーズを代表する必殺技「昇竜拳」のコマンドは、623+パンチボタンです。
そして、公開された『スト6』のティザーサイトでは「MORE NEWS SUMMER 2022」の文字が確認できます。
どうやら、2022年の夏ごろに続報があるようですね。
2022年夏、続報、「6・2・3」。
これはもしかして、6月下旬を楽しみにして良いんですかカプコンさん...!
まとめ
(画像:『ストリートファイター6』ティザー映像 より)
現役スト5プレイヤーと一緒に紐解く『スト6』情報、いかがだったでしょうか。
個人的には現在の『スト5』もまだまだ楽しんでいるので、『スト6』の登場によってひとつの時代が終わってしまうような感覚があり、少し寂しい気もする半面、やはり今から続報が楽しみです。
また、シリーズを代表するキャッチコピー「俺より強いやつに会いに行く」はあまりにも有名ですが、『スト6』のキャッチコピーも気になりますね。
過去作『スト4』では「俺より強いやつは出てきたか」、『スパ4』では「俺より強いやつが呼んでいる」、『スパ4 AE』では「俺より強いやつが待つ場所へ」、『ウル4』では「超(ウルトラ)・強いやつに会いに行く」というキャッチコピー。
ちなみに『スト5』では趣向を変えて、eスポーツや競技性をイメージさせるような「いい汗 かこうぜ。」でした。
これはこれで、発展著しいeスポーツ界を牽引する立場を感じさせるような、時代を反映した素敵なキャッチコピーですね。
さぁ、次はどんなキャッチコピーになるのか。
毎回楽しみにしているので、今回もまた伝統と威厳を感じさせるような、しびれるフレーズの誕生に期待が高まります。
『スト6』の情報に進展があれば、改めて記事にします!
続報を楽しみに待ちましょう!