ぱいたんイズム

とあるゲームプランナーが思いつくまま書くブログ

【転居】たった2ヶ月で引越しを成功させたので、物件探しのコツを聞いてほしい

eyechatch

こんにちは!ぱいたん(@paitanblog)です。

同棲していた彼女との入籍(と地震の被害)を機に、住み慣れたお家から引越しました!

地震のせいで想定外の時期に引越さざるを得なくなったので、繁忙期の仕事をこなしながら...地震の後処理をしながら...間近に迫った入籍の準備もしながら...というバタバタ感MAXな状況でしたが、なんとか2ヶ月で引越しを成功させることができました!

今回、僕がスピード婚ならぬ「スピード越」を実現できた理由は、物件探しの効率化に成功したからだと思っています。

引越しというゲームの最難関「物件探し」を攻略できれば、もはやクリアは目前!

というわけで、今回は「納得のいく物件探し」のためにやったことをまとめたので、引越しを検討中の方は参考にしていただければと思います。

効率よく物件を探すために

1.住みたいエリアを決めよう

find home

我が家は共働きなので、まずは3つの条件でざっくりとエリアを絞り込みました。

  • 最寄り駅まで徒歩20分以内
  • 家から会社まで1時間以内
  • 家から会社まで乗り換え不要


週5で通勤する身としては、日々の通勤事情ってめちゃくちゃ大事。

引越し前の家がすべての条件を満たしていたので、「今より不便にならないこと」が新居に求める絶対条件でした。


路線図とにらめっこして転居先の候補地を出したら、候補地の治安や評判、駅周辺の情報などを集めます。

大まかに「〇〇駅周辺とか、〇〇駅周辺とか...」程度まで希望エリアを絞り込んだら、ひとまず下準備は完了!

ここから先は、プロの力を借りることにしました。

2.複数の仲介業者さんに連絡しよう

send mail

次のステップは、希望エリアを管轄している不動産仲介業社(アパマンショップとか、エイブルとか)への協力依頼です。


ここでのポイントは、1社ではなく複数の仲介業者に、電話ではなくメールで連絡すること!


これ、めっちゃ大事です。
今回の記事はここで終わってもいいぐらい大事。

なぜ「複数社にメール連絡」がオススメなのか?
その理由は、以下の通りです。

複数の業者さんに連絡する理由

複数の仲介業者さんに連絡するのは、やりとりの中で相性を見極めながら自分に合った業者さんを見つけるためです。

物件探しをするとき、仲介業者さんとの相性はとっても大事。

こちらの意図をバッチリ汲んだ提案をしてくれたり、スムーズに意思疎通できる業者さんに出会えるかどうかで効率は大きく変わります。マジで。時間は有限なので。

メール連絡をオススメする理由

やりとりを文字として残せるだけでなく、電話というリアルタイム通信を使わなくて済むことが最大のメリット!

仕事中などで電話に出られないときも、体調が悪くて寝込んでいるときも、メールなら都合の良いときにまとめて情報を確認できます。

こちらの都合や業者さんの営業時間に縛られず、お互いどんどん進めていけるので、とくに複数の業者さんとやりとりをするならメールの方が効率的な物件探しができるというわけです!


業者さんに連絡を取る場合、まず最初はホームページにある問い合わせフォームを使うことが多いと思いますが、問い合わせの際に電話番号の入力が必須になっている業者さんもあります。

最近はメール対応に慣れている業者さんも多いようですが、メールより電話のほうが好きなタイプの業者さんだった場合に作戦が崩れてしまうので、僕は電話番号の入力が必須ではない業者さんに絞って連絡しました。


業者さんに伝える内容はコレ!

業者さんに連絡するときは、これぐらいの情報を伝えればOK。

  • 希望エリア
  • 引っ越しの予定時期
  • 大まかな家賃の希望
  • 物件に求める条件
  • 理想に近い物件のURL(あれば)

なるべく細かく条件を決めておいた方がスムーズでいい...けど、ここで悩んで連絡が遅れちゃうぐらいなら、ある程度のところまで決めたら送っちゃうのが吉。
相手はプロだ。きっとなんとかしてくれる。

参考までに、僕はこんな感じで連絡しました。

はじめまして。
このたび〇月に転居を予定しており、物件を探しております。

そこで、お忙しい中とは存じますが、可能であれば希望条件に合致する物件をいくつかご提案いただけないでしょうか。
希望条件は、下記のとおりです。

【希望エリア】
徒歩〇〇分圏内の駅から、電車の乗り換えなく、〇〇駅と〇〇駅に到達できるエリアを希望します。

【必須条件】
・家賃〇万円以下(管理費・共益費込み)
・間取りは2LDK、または3LDK
・バス・トイレ別
・2人入居可
(※以下、条件の羅列なので中略)

【可能であれば求めたい条件】
・スーパー、コンビニまで徒歩〇〇分以内
・オートロック
・独立洗面台
(※以下、条件の羅列なので中略)

【参考物件】
内装や設備のみでの判断ですが、以下の物件は求める条件のイメージに近い物件です。
■理想に近い物件
xxxxx://www.risoutekinabukken.com
 →〇〇が〇〇になので理想に近い。
 →〇〇も〇〇なのが良い。
■イメージに合わない物件
xxxxx://www.imaichinabukken.com
 →〇〇だけど〇〇なのでNG。
 →〇〇が〇〇ではない。

条件に当てはまる物件をご提案頂けましたら、店舗まで伺い、詳細な相談をさせていただければと思います。
よろしくお願い致します。


僕の場合は、希望エリアを管轄している業者さんを12件ピックアップ。
それぞれ問い合わせフォームを確認して、電話番号が必須だったり、やたらと書くことが多くて面倒なところを除いた8件に連絡しました。

連絡の結果、最終的に返事を頂けたのは4件で、対応が早かった業者さんだと翌日の朝には返事を頂けました。

どの業者さんも、こちらの希望条件に合う物件情報をいくつか載せてくれていたので、今後はその4件に絞って詳細を詰めていくことにしました。


ちなみに、僕はメールの管理がややこしくならないように「物件探し専用メールアドレス」を新たに取得しました。

GmailでもYahoo!メールでも何でもいいので、普段使いのアドレスとは別で作っておきましょう。
不要になれば削除できるので便利です。


ここまでのポイントまとめ
  • なるべく複数の業者さんに連絡しよう!
  • 忙しい人ほど、電話ではなくメール連絡がオススメ!
  • 専用メールアドレスを取得しておくと便利!
  • 悩んで初動が遅れるぐらいなら、ある程度の希望条件が固まった段階で連絡しよう!


3.希望条件と提案の精度を高めよう

consultation

それぞれの業者さんとメールのやり取りを進めるうち、さすがプロというべきか、どんどん物件情報が集まっていきます。


当然ながら最初は業者さんも手探りなので、こちらの希望をより明確にするために、

希望家賃より〇〇円オーバーしますが、必須条件を満たした物件です

〇〇という条件からは外れますが、〇〇なのでオススメ物件です

など、希望条件から少し外れたり、必須条件が抜けた物件も含めて提案をいただけます。

その中から、本当に自分が希望している条件を明確にするため、希望に合う物件・合わない物件をジャッジしていきましょう。

ジャッジが完了したら業者さんに結果を伝え、次回提案時の参考にしてもらいます。



仮に業者Aからの提案で理想に近い物件があった場合は、業者Bや業者Cにも
「こんな物件を見つけました。理想に近い物件です。」
と参考URLなどを伝えておくと、こちらの求めているイメージがすべての業者さんに共有できるのでスムーズです。


このとき、僕は他の業者とやりとりしていることは伏せておき、あくまで「自分でも物件を探していたら見つけたので参考に...」というニュアンスで伝えるようにしました。

実際は1対多のやりとりをしていますが、あくまで1対1のやりとりを複数やっているというイメージで対応することで、ひとつひとつの対応がうっかり雑になるのも防げるし、協力していただいている各業者さんに対するせめてもの礼儀になると思っています。



提案が来る → ジャッジして返答 → 提案が来る ...(以下、ひたすらループ)
この工程を繰り返し、提案していただく物件情報の精度をどんどん上げていくことで、おのずと理想の物件に近づくことができるというわけです。

参考までに、僕はこんな感じで返信してました。


ご提案いただいた物件、さっそく拝見いたしました。
今回ご提案いただいた中では「〇〇マンション」が魅力的でしたので、候補物件に加えさせていただきました。

また、こちらでも物件紹介サイト等で情報を随時集めておりまして、今回頂いた情報も含めて検討した結果、〇〇エリアでは下記が魅力的な物件だと感じております。
次回ご提案いただく際の参考にしていただければ幸いです。

【参考物件】
■〇〇マンション
xxxx://marumarumanshon
→今回ご紹介いただいた物件で、〇〇ですが〇〇なので気に入っています。
〇〇な点のみ希望から外れていますが、理想に近いです。
■〇〇アパート
xxxx://marumaruapa-to
→本日こちらで見つけた物件ですが、〇〇が〇〇であることや、敷金・礼金が予算オーバーな点を除いては魅力的な物件です。
仮に金額面が交渉次第でなんとかなるようなら検討したいと思っています。

大変お手数ですが、次回ご提案いただく際は上記の参考物件と似ている物件からピックアップしていただけますと助かります。
よろしくお願いいたします。


複数の業者さんとのやりとりを面倒に感じる方も多いと思いますが、限られた時間の中で複数のプロの手を借りながら物件探しができるというのは、自分たちだけで探すよりも情報の量・質ともに差が出ます。

むしろ面倒くさがりな人ほどプロの手を借りたほうがいいと思ってます。

「物件探し」という業務を外注する感覚で、効率よくサクサク進めていきましょう!

4.提案被りが頻発したらゴール目前

contract formation

1〜2週間ほどやりとりをしていると、やがて各業者さんが提案してくれる物件情報の被りが頻発するようになります。

これは「希望エリア内にある、希望条件にあう物件がほぼ出揃った」ということなので、いよいよ最終的な物件の絞り込みに進みましょう!



僕の場合、このタイミングでやりとりしていた4件の業者さんのうち、特に意思疎通しやすく提案内容も良かった2件に内見の申し込みをして、残りの2件にはお断りの連絡を入れました。


お断りの連絡も、次回引っ越すときに同じ担当者さんにお世話になる可能性もあるので、次につながるような内容にすると角が立たずベターです。
僕の場合、こんな感じで連絡しました。


大変申し訳ございませんが、このたび他の仲介業者経由にて契約を進める運びとなりました。

多くの物件情報をご提供いただき、献身的なサポートに大変助けられました。
またお力添えが必要になった際にはご連絡させていただきますので、その際は何卒よろしくお願い致します。

長らくご尽力いただきまして、誠にありがとうございました。


一方、内見を申し込んだ2件の業者さんは、メールのやりとりをする中で相性のいい担当者さんだとわかっていたので、実際にお会いした時も「あー、こんな人だったのかw」とオフ会のような感じで楽しめました。

こちらの希望条件も担当者さんの人柄も、お互いすでに熟知している状態だったので、内見もめちゃくちゃスムーズ。



結果的に、一番相性が良かった担当者さんと内見後に詳細を詰めて、入居の契約を結びました。

この担当者さんは、8件の業者さんに問い合わせをしたとき、一番最初にメールを返してくれた方でした。

まったくの偶然かもしれませんが、いま思えば運命的な巡り合わせだったのかもしれないなーと思います。


まとめ

home

引越しって、慣れない環境に飛び込むワクワクとドキドキだけじゃなく、けっこうバカにならない額のお金が動くイベントですよね。

だからこそ失敗したくないし、そのためにはどうやって新居を探すかはめっちゃ重要。


僕は親の転勤が多かったこともあり引越しの多い人生でしたが、当時まだ小中学生だった僕は自分の荷物をダンボールに詰めるぐらいで、難しい手続きや支払いはすべて親まかせ。

引越すときに何が必要かなんて、深く考えることなく大人になりました。



というわけで、今回は1から10まですべての段取りを僕(と彼女)が決断・実行する初めての引越し。

地震被害に始まり、物件探し、業者の手配・交渉、ライフライン周りの契約、ご近所さんへの挨拶回り...と、慣れないことだらけでめちゃくちゃ大変でしたが、めちゃくちゃ良い人生勉強になった2ヶ月間でした。
今になって思えば、なかなか楽しかったなぁ。


次回引っ越す時は今回の経験を生かして、さらなる効率化を図りたいと思ってます!

結局、引越し完了日が入籍予定日の1ヶ月前になったので、そこからの1ヶ月で猛烈に入籍準備を進めたのはまた別のお話...